「国産のメッセンジャーバッグのブランドが無かったから作った」。メッセンジャーとして働きながら、2006年にプロフェッショナル仕様のメッセンジャーバッグ "SLASH"を発売。以降、キャンバスを中心としたファブリックを軸に様々なプロダクトを作り出す。厳しい状況に耐えうるメッセンジャーバッグを作り出してきたノウハウとアイデアを、新しいプロダクトに落とし込んでいる。「タフなのは当然」で、使い込めば「ボロくはなるけど壊れない」という。 その気持ちのいい明快な物言いは、CRANKのバッグの様にシンプルでタフ。すべての工程を手掛けるその姿には迷いがなく、単なる生地がいつの間にか凛々しいバッグになっていく。僕たちが初めに見せた漠然としたスケッチを何がイケてて何がダサいか、瞬時に判断し細部まで叩き上げてくれた。